あけましておめでとうございます

平成19年1月吉日

 旧年中は何かとお世話になりました  本年も宜しくお願い致します。
毎朝気持ちよく目が覚め、朝食が美味しくいただけ、気持ちよくトイレに行き、毎日元気に
働かせてもらい、時々下手なゴルフに付き合ってもらい、美味しい晩酌にありつけ、
また今日も静かな夜が迎えられる事。

 健康に感謝しつつ、本当に幸せと思える毎日です。

 今年も皆様の健康とご多幸を心よりお祈りいたします

院長 和田孝一
   和田逸子
   西原亮平



                     2007年
春号




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治療院の初夢           伊藤 邦夫


25歳が「お肌の曲がり角」なら50歳は「体の曲がり角」なのかもしれません。どうも、首や肩の辺りがおかしい、と感じ出したのは、この前の世紀末。50歳の声を聞く直前でした。何かの拍子に、肩の奥にビビッと痛みが走ったり、頭にもう一枚皮膚が被さっているような違和感があったり、それまで高い場所で軽業師みたいなまねをしても平気だったのが、体を動かすのが妙に怖くなったり。身近で、大病をした同世代の話を聞いて「もっと悪い病気かも」と不安に囚われました

最初に受診したのは整形外科。レントゲンを撮って「頸の骨が少し変形しています。年を取れば、やむを得ない面もあります」だそうな。湿布薬をもらって牽引にしばらく通ったものの、たいした変化もないので行かなくなりました。

 次は、ドラゴンズの選手も来るという某有名整体院。「頚椎の○番と○番が歪んでいる」とかで、手ばかりか足を使った手荒いマッサージも。ここもイマイチな感じで、自然に足が遠のきました。

 その次は「カイロプラクティックとオステオパシーと日本の医武術をミックスした」という治療院。振り返ってみると、ここが一番インチキくさかった。“治療”はわずか10分。理屈と値段だけは一人前。半年ほど通ってやめました。

 ――そうやって、たどりついたのが朋和カイロなのですが、世の中、どっかこっかが痛かったり、どことなく不調を訴えたりする人が、本当に多い。それに対応するように、治療院も“百花繚乱”いや“百鬼夜行”の様相です。健康器具や関係図書も数しれず、私も随分買い込んでしまいました。

  パソコンやエアコンの普及など、体の変調やストレスの蓄積を招きかねない環境が、広がっています。病気や事故の後遺症でリハビリが必要な人も増える一方です。ポストの数ほど治療院ができるのも当然なわけですが、私のわずかな経験だけからしても、どこへ行ったらきちんと治してくれるのか、試行錯誤するしかないのは、本当に困りものです。

こういう人がちゃんと面倒みてもらえる場所が整備されたら、お医者さんはもっと本来の仕事に余裕が持てるようになるし、医療費も無駄遣いせずにすむのでは、と思うのですが、そんなことに力を入れる政治家っていませんねぇ。

  ――年の初め、未来の治療院の夢を見ました。そこでは、カイロプラクターやお医者さん、理学療法士、はり・きゅう師などがチームを組んでいて、患者さんが、腰が痛いと訴えてきても、内科的な病気と判断すればお医者さんが担当します。反対に、頭痛の患者さんでも、筋肉の疲労や関節の可動性に問題があると判断されたら、お医者さん以外のスタッフが受け持ちます。

  慢性的な肩こりや腰痛を抱えている患者さんに、日常の運動を指導するスペースもあり、枕や靴を調整する専門家もいます。栄養士からは、肥満を解消するための栄養指導も受けられますし、定期的な健康診断もセット、と至れり尽くせり。どこからか、心地よい香りも漂ってきました。お坊さんの説教を聴いたり、座禅も組めるそうです。

 帰り際、看板を見たら「健康院・極楽」とありました。