2008年春号 発行所: 朋和カイロプラクティック治療所 1984年6月創刊 |
ついこの間まで、年齢の事は考えてもいなかった私ですが、今年60歳を迎え、“還暦だよ”と言われあらためて振り返ってみると、もう年齢だけは甘えの出来ない所に来ていることを実感致します。 還暦の還は「かえる、もどる」という意味ですすが、暦は「干支」を意味するそうです。 干支は本来十千と十二支の組合せから成り立ち60通りの組合せができ、60年でちょうど一巡する事から「還暦」と言われるようになったそうだ。 「還暦」は(人生の現役を一旦卒業しても良い時期では)と捉えていることもあるようだが、平均寿命が延びてきた今日では10年遅くてもいいような気も致します。 孔子の論語に“三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳順になる”とある。 孔子の言う耳順とは人の意見に耳を傾けるだけでなく「事の善悪や相手の品性を見抜けるようになる事」らしい。 そこで己を振り返って見るに、自分の事すらなかなか律せられないのが現実で人のことなど見抜ける余裕など到底ない。 ただ健康に恵まれた事、良き仕事に巡り合えた事、子供や孫たちにも恵まれた事、 大勢の方達の手助けを頂いて此処まで無事歩んでこられた事に幸せと感謝の気持ちで一杯です。 還暦を迎えまた心新たに一生懸命頑張りたいと思っています。 |
十干
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